はじめまして!コンビニ歴15年、大手チェーン2社を経験してきました
「せん」と言います!
この記事は私の体験と他のオーナーさんを身近に見てきた経験から
コンビニ 独立・開業 に興味がある方へ向けて発信します!
世間の印象はコンビニオーナーはきつい、儲からない、本部の奴隷だ!など様々言われています。
また、本部が用意した資料に乗っている笑顔のコンビニオーナーは本当か?疑いたくもなってますよね。
実際は楽しく、儲かり、自由に!経営しているオーナーも多くいます!
そんなオーナー、経営者になる為に少しでも役立てればと思います!
オーナーの仕事
まずはオーナーの実際の仕事内容を確認しましょう!
売上・経験値により以下のパターンになります。
平均的なお店のオーナー
- 発注
- 売上精算
- 伝票整理
- 銀行に行く(両替など)
- 昼ピークの準備・手伝い
- 本部との打ち合わせ
- シフト作成
- 従業員教育
- 掃除
- 経費管理
- 売上管理
など
9時間労働で週2日程度休む。
オーナーと店長の兼任スタイルです!
開店1年未満・経営が安定していないお店のオーナー
- シフトに入る(夜勤もあり)
- 発注
- 売上精算
- 伝票整理
- 銀行に行く(両替など)
- 昼ピークの準備手伝い
- 本部との打ち合わせ
- シフト作成
- 従業員教育
- 掃除
- 経費管理
- 売上管理
など
12時間以上労働休みなし(たまに早く帰る)
経営が安定しているお店のオーナー
- 経費管理
- 売上管理
- 本部との打ち合わせ
- 従業員とのコミニケーション
など
基本は自由な出勤が可能です。
コンビニの仕事が好きでずっとお店にいる方もいます。
オーナーの収入は?
平均年収は700万円と言われていますが実際は夫婦経営での年収も含まれているのでもう少し低いかもしれません。複数店経営に成功しているオーナーは年収1,000万越えも多くいます。
不労所得で年収3,000万を超えているオーナーもいます!全体の1%未満…
店長の運営力により1店舗の利益は大きく変わります!
セブン・ファミマ・ローソン?おすすめチェーン
契約内容の比較
各社の特徴を確認します。(契約内容は随時更新される為、最新の情報は資料を請求をおこない確認してください)
契約タイプ
各チェーン様々な契約タイプを用意している様に感じる方もいるかも知れませんが残念ながら選択肢は1つです。(経験が豊富な方を除く)
- セブンイレブン→Cタイプ
- ファミリマート→2FC-N
豊富な経験があり複数店での経営(5店舗以上)を早期に目指す方なら1FCでも検討の余地はあります。 - ローソン→Cnタイプ
土地・建物をお持ちの方の契約タイプ(Aタイプ)
この契約での開業はお勧めできません。まず好立地の土地をお持ち方は自身でコンビニ開業する必要がありません。また、自身で物件を探して契約する事も可能ですがコンビニ本部よりも優れた物件を探す力が必要です。不動産関係者や広い人脈をお持ちの方以外は不可能でしょう。
独立資金
- セブンイレブン→260万円
- ファミリマート→150万円
- ローソン→210万円
こちらの金額に引越し手当などが支給されたり研修費が加算されたりする為、各社で大きな差はありません。
開店後しばらくは収入が安定しません。余裕を持って上記とは別に半年分の生活費を確保することをお勧めします!
他にも商品代や開店準備費用が600万円~700万円必要です。通常は本部から借りて開業します。余裕があれば開店後すぐに返済しましょう。
年齢制限
- セブンイレブン→60歳以下
- ファミリマート→70歳以下
- ローソン→65歳まで
年齢よりも体力が大事です!開店後は長くて1年間は休みは取れないことも考慮して開業を目指しましょう!
契約期間
- セブンイレブン→15年
- ファミリマート→10年
- ローソン→10年(5年)
利益配分
セブンイレブン(売上総利益に対して)
250万円以下 | 53% |
---|---|
400万円以下 | 63% |
550万円以下 | 68% |
550万円超える | 73% |
※特別減額を考慮
売上総利益 500万円→205万円 600万円→234.5万円
ファミリマート(営業総利益に対して)
300万円以下 | 59% |
---|---|
450万円以下 | 63% |
450万円超える | 69% |
営業総利益 500万円→194万円 600万円→225万円
ローソン(総粗利益高に対して)
300万円以下 | 45% |
---|---|
450万円以下 | 70% |
450万円超える | 60% |
調整金や奨励金がここに加算されます。24時間営業・廃棄補填なども考慮すると利益配分においてオーナーに有利なチェーンはローソン→ファミマ→セブンとなります。
最低保証
セブンイレブン→年間2,000万円
ファミリマート→年間2,000万円
ローソン→年間1,860万円
最低保証の対象になるお店では、しっかり働けば最低限の生活費は確保できます。しかし、長く続けることは難しいかもしれません。一部ではこの制度を活用して楽に経営している方もいます。
売上(1日あたりの売上平均)
- セブンイレブン約62万円
- ファミリマート約52万円
- ローソン約53万円
地域・季節により大きく異なります。
結論!セブンイレブン
業界第一位であるセブンイレブンがおすすめです。
平均の売上(1日)が他社より10万円以上高い事実は無視できません。圧倒的な商品力は魅力です。その為、本部の力は他社より高圧的強いです。
メリットとデメリットがあり僅差のおすすめです。
各社がそれぞれ努力をし5年後10年後には逆転しているかもしれません。契約期間は最大15年、その期間を考慮して自己責任で最後は決めてください。
失敗する人の特徴
コンビニ経営を会社員の延長だと考えている
脱サラやコンビニバイトから独立する方に多いです。本部の研修はコンビニ経営の基礎にもなりません。経営者としての覚悟が必要です。
コンビニはローリスクで始めれますがノーリスクではありません。たかがコンビニ経営ですがコンビニ経営は奥深いです。
開業説明会に行った時の担当が良かったからと言う理由で決める
その担当の方とは開店までしか付き合いがありません。開店後も本部の担当の方は2、3年で変更になります。人ではなくチェーン自体と店舗をみて決めてください。
複数店経営の罠
各社、複数店の経営をお勧めしています。特にファミリマートとローソンは複数店経営への奨励金は手厚くなっています。
必ず1店舗での経営では厳しいわけではありません。しかし厳しい店舗もある事は事実です。
ファミリマートは20店舗を超えて50店舗まで奨励金が発生するみたいです。
複数店の経営をして法人へ夢がありますね!
しかし、人手不足や売上が伸び悩み、苦労している経営者が多いです。負担増で利益増とはならないことも多いです。憧れだけでは複数店経営はせずに経営計画をたて複数店経営を目指しましょう!
コンビニ経営を成功させるために!
経験を積んでから独立する
開業後は日々の業務に追われ勉強する暇がありません。本部からのアドバイスも基本のみしかなく担当によって力量も様々です。
おすすめは既に複数店経営を行っており、仕組みがあるオーナーの下で社員になり経験を積むことです。
セブンイレブン→3店舗以上経営している
ファミリマート・ローソン→10店舗以上経営している
上記の様な店舗で店長として2年以上の経験を積むことを推奨します。
各社、経験者を優遇する制度もありますし、雇用するオーナー側にもメリットがあります。
2年も耐えれない方でもアルバイトの経験は必須です。
立地がすべて
売上予測
極端にいえば立地が良ければ誰でも成功します。本部に初めて紹介された物件で決める場合はよく考えましょう。
ではどの様な立地が良いのでしょうか。
商圏人口、動線、周辺環境?難しい事は本部が調査して合格ラインは超えています。
- 競合店や似ている立地の店舗との売上を比較する。
- 競合店ができる前提でその際にも優位に戦えるか。
- 今、売上はどの程度かを予測するのではなく契約期間での売上を予測する。
以上を参考に物件を決めてください。
各チェーンの平均売上は目指せる物件が望ましいです。
駅前→売上は高い傾向だが客単価が低いので人件費の負担が大きい
閉鎖商圏(病院内・大型ビル内など)→売上の安定が見込める
チェーンを決めない
”ローソンでしか考えていない”など既にチェーンを決めている方はそちらで進めてください。
どこにするか悩んでいる方はあえて決めずに全てのチェーンで開業を進めてください。
上記で述べたように立地が大事です。良い立地に当たる可能性が高くなります。
地域を決めない
こちらも良い立地に当たる可能性が高くなります。
自分が生まれ育った地域に貢献したい!→素敵な考え方です。ですが売上が低ければそんな余裕はなくなります。物件は慎重に選びましょう。
FCオーナー・インターン制度
結論から言うと必要ありません。”少ない資金で開業できる”、”経験を積める”確かにメリットはあります。”少ない資金で開業できる”→期間の拘束があるので当たり前です。”経験を積める”→直営店での経験は実際に独立した時とは少し違います。同じ経験を積むなら複数店を経営しているオーナーの会社で働く方がより実践的な経験を積める事が多いです。
よくある質問
契約の解除はできない?違約金が発生する?
もちろんフランチャイズ契約期間途中での解除は違約金が発生する場合もあります。ただし、特別な理由がある場合は解除してくれます。特別な理由とは重度の病気、親族の不幸、災害などです。
また、売上が高ければ次の経営者が直ぐ見つかる為に解除しやすいです。
24時間営業は?時短営業できる?
時短営業は可能です。ただし今後の複数店経営は難しくなり契約の延長もないかもしれません。公式では認めていますが時短営業に本部は否定的です。(特にセブンイレブン)
人手不足を理由に時短営業を求めるオーナーは実力不足です。時短営業で利益が増える店舗は時短すべきかもしれません。
最後に!
コンビニの経営は楽しいです!
ぜひ、一緒に頑張りましょう!
以上、読んでいただきまして ありがとうございました!